ロフト

昨日のちょっとした追記。世界最大級の豪邸は8000エーカーもあるらしい。8000エーカーっていうとちょっと想像つきづらいが5キロ×5キロくらいの規模になる。城?あ、でもこれはアメリカの物件なので多分違う(追記:と思っていたら、アメリカにも唯一「城」があるようで、しかもハースト・キャッスルという私有地らしい。なんとその規模10億㎡)。どう住むか分からん。
「アメリカン・バカ・コメディ振興会」さんが面白いエントリを挙げて「MTV cribs」へのリンクを貼ってくれているので紹介。「crib」って「狭い家」という意味もあるらしいのだが、内容は「アメリカンセレブの豪邸訪問」である。なんともいえないダサさに関しては日米共通といえよう。「豪邸」には日米の差がないのではとすら思えてくる。言われてみれば日本のセレブ豪邸はなんだか日本という感じがしない。は、舶来品がおおいからか?

Lofts (Architecture & Design)

Lofts (Architecture & Design)

ところで「ロフト」という空間を日米で比較してみると面白い。「ロフト」とは要するに「屋根裏部屋」なのだが、一時期日本で流行ったものの暑いとか寒いとか狭いとかの理由でいつの間にかあまり取りざたされることがなくなった(存在しなくなったわけじゃないだろうけど)。一方この本に取り上げられている「ロフト」はそのほとんどがアメリカとかヨーロッパの物件で、住居としてはもちろん、仕事場(オフィス!)、ショップ、アトリエ等への転用が紹介されている。
日本/西洋における「ロフト」の意味づけに関して、日本ではおおよそが「土地の有効利用」というところで落ち着く一方、本書で紹介される「ロフト」の多くは「採光の豊かさ」で競っているように思われる。実際日本では「屋根裏部屋は収納」という定式がいまだに一般的だし、やはり規模の問題が絡んでくるのだろう。写真を見て一番はじめに思ったことは「ロフトどこ?」だった。