赤レンガ工場

以前コンペのお知らせついでに紹介した愛知県半田市の赤レンガ工場が内部開放されていたので行ってきました。

東南側から。ハーフティンバー工法なので木材がレンガ壁の外側にあらわれております。ちなみにこの建物は元来ビール工場なので、低温を保つために周囲よりも少し下がった位置に根ざしています。外側から見ても開口部があまり多くないことがわかると思いますが、これもそのためのものであると言えるでしょう。

南側。もともとひとつながりだった棟が壊され、トマソンが生まれた。二階(?)部のドアのことです。

内部は暗いのですが、必要最小限の開口部しかないので比較的涼しかったです。突然ぬっと鉄骨が視界にあらわれてきたのは、おそらく補修工事の結果だろう。この先に行くと赤レンガ工場の歴史がパネルで示されていました。

壁の断面を示唆する部分。レンガ組積・空気・レンガ組積・空気・・・というリズムで五層構造の壁になっているようです。意外かもしれませんが空気の断熱性や防音性は結構優れていて、材と材の間にある程度のスペースを空けることで断熱材として使用されます。ただこの「ある程度」がなかなか難しく、あけすぎると逆効果になるようです。

となりのハウジングセンターから。見学後はハウジングセンター見学へとなだれ込んだわけだが、住友林業へーベルハウスダイワハウススウェーデンハウスを見学させてもらった。