9坪プランへのご意見

以前エントリを挙げて勝手に紹介した9坪ハウスのプランに対して、建築史の先生からコメントをいただいたので今後のためにメモ。備忘録しときます。ちなみにブログで書いた内容と提出したものとではちょっと異なっております。


○今回の9坪案では住まい方の変化になるだけ柔軟に対応できるシステムを考えていたわけですが、
  →1)この前提に関して1950年代以降の「メタボリズム」、「つくば方式」、「SE工法」、が参考になる。チェックされたし。
○ひとつの部屋で生活が事足りることについて「引きこもり」を例に挙げたのですが、そこからの連想ということか、
  →2)書斎空間に関して海野弘さんの本なんかがあるよ、あと博物館学も面白いよ。

室内の都市―36の部屋の物語 (住まい学大系)

室内の都市―36の部屋の物語 (住まい学大系)

これとか?なんか面白そうな著作がわんさか出てきたぞ。
○今回の9坪ハウスは、9坪ハウスのプランではなく、それを利用したシステムを提示してみたわけですが
  →3)それでコンペには落ちるよ。


といったところ。とりあえず「考え方が古臭い」とのこと。あとの細部に関してはまた年末にゆっくりお話できる機会をいただけそうなのでそこでうかがってみます。ちなみに「つくば方式」(参照:Ken-Plaz)というのは借地権上の特約をうまいことアレしたもの、「SE工法」(参照:NCN)というのはすごい強い加工木材(集成材)のことを指すようです。おそらく1)の中でも「SE工法」に関しては、スクラップ&ビルドの短いスパンでは木材の成長に不利云々という僕のボヤキに対してのものだと思います。これらの語のさっくりとした説明が難しそうなので解説してあるサイトにリンクはっておきました。勉強します。