部のこと

7月1日の建築部は勉強会(レビュー)とコンペに提出した案のプレゼンの二本立て。
レビュー・テクノロジー班では新素材の事例紹介。そして「逆引き素材事典」への案出し。具体的には単純に○○という効果が欲しいときはこの素材、という事例をいくつか挙げていった。この前挙げたエントリで新素材へのアプローチ方法をちょっとだけさらってみたのだけど、実用新素材を体系的に紹介してくれる日本語サイトがなかなか見つからない。あえて言えばこの二つが参照源。

昨今の環境問題を背景にして新素材を追求してみると、エコとテクノロジーの関係性にもなにがしかのヒントが得られるのではないかなと思う。例えば雨水、ひいては水の問題は環境問題の中でドラマチックに描かれがちだけど、その解決策として提案される技術的側面から見るとより多層的に面白くなってくるはず。他にも技術的に生物の擬態をつくりだす「バイオミミクリ」という試みの屈折(?)具合なんかも注目したいところ。

おっと、コンサルレビューが全く進んでない・・・何とか時間を見つけよう。
後半のコンペプレゼンは計3組が発表。以前ちょっと触れた客室プランへの講評ではディテール、法規、コンセプト、ヴィジュアライズなど多方面からの意見をもらった。エントランスと開口部とを繋いだ縁側のような部分を室の内部に設けたのだが、これをセミパブリックな空間にしてしまえば面積に算入しなくてもよかったかも、という先生からのご意見はそれ自体勉強になる。他にも1年生から質問がいくつか出ていたのはよかったと思う。もうすこし満遍なく発言できるような環境をつくっていこう。