中国地方8

今日は鳥取の倉吉へ。投入堂を見てきた。正直最近で一番怖かった。
倉吉駅を出て東にあるバス停の3番のりばから約40分「三徳山○○」というところで下車します。料金は670円。そこからまず歩き、拝観手続きを済ませ、すこし歩き、登山手続きを済ませます。そして担当の方から靴(の底)NGが出されたので草鞋を買います。説明ついでに事故が多くなってきた云々という話も聞く。まあ平坦な道が大半で途中危ないところがあるんだろう、くらいの気持ちで登ってみると、そう思っていた自分が憎いほど急角度の地盤面や岩肌が大半。しかも手すりなし、看板なし。というのもこの登山はあくまで修行だから。

実際緊張感はものすごい。ここで足ズルってなったら死ぬなとかなりの割合で思います。が、同時に草鞋の有効性も実感します。さすが「草鞋での滑落率ゼロです!」です。オフロードで物を言う草鞋、アスファルトにはあまり向きませんが。
ちなみに投入堂までの道中にもいくつかお堂があります。絶壁に建てられ鉢巻状に縁側(?)がついているので、状況としては清水寺の舞台に手すりがないようなもの(しかもちゃんと立ち入り許可されてます)。びっくりするほどの眺めは気持ちいいですが、やはりここでもスリップしたらアウトだなという思いがよぎる。日常生活も日常生活な縁側に座っているという行いがこれほどスリリングに成りえるか、というほどにスリリングです。
投入堂そのものについては割愛。というか断腸で割愛。すごい、なんで、しか出てこない言葉にちょっともどかしさを感じながら、慎重に、下山。山を下りた瞬間に土砂降りの雨。まだ山に残っている人たちは無事に帰ることができたのだろうか。
ちなみに三徳山の一人での登山は禁止されてます。必ず二人以上で来てください、とのことです。