とうきょう2

昨日今日のトピック
昨日11日

  1. 韓亜由美さんとお会いしてきました
  2. ナディフ行きました
  3. 「境界に立つ建築家」展見てきました

1、
以前少しだけ紹介させていただいたStudio Han Designの韓亜由美さんに無謀にもお会いしてお話をうかがってまいりました。土木の分野でデザインの重要性を説き続ける韓さんの、そのお仕事の具体的な進め方やクライアントのお話、事務所設立までの来歴やご自身のデザイン観などなど、フリーペーパーその他の媒体でみなさんにもお伝えできたら幸いです。
2、
恵比寿に移転したNadiffに行ってきました。泉太郎「山ができずに穴ができた」はB1Fの狭いスペースで。そこで展示されているテレビにはまさに今僕がいる場所で、彼が何かしていた映像が映っている。うろ覚えしてるホラーのシチュエーションにもややかぶる。うまく説明つかないのだけど、「いないけどいるっぽい」状態に彼がいることがちょっと気持ち悪楽しかった。
アート・ジャム・コンテンポラリーでやっていた「死体のある風景」は、かかっていた「愛がどこにあるか/教えてあげない/中略/あそぼあそぼあそぼ」というような旨の曲が頭から離れない。いまだに。だれかご存じないですか。教えてください。
3、
ヒルサイドフォーラムにて。ルクセンブルクの建築家たちが、「境界」について考えたことを具現化させているという展覧会。説明が極端に短かった(というかほぼない)ので、想像力が膨らみます。が、やや唐突なのでうまく消化できておりません。ルクセンブルクか。


今日12日

  1. 印刷博物館行ってきました
  2. 文化庁メディア芸術祭見てきました
  3. カフェユイットはやっぱり落ち着きました

1、
キリル文字をポスターに」展。ブルガリア生まれのキリル文字が、どこで、どんな形でポスターにされているかを展示するという試み。アルファベットとはちょっと違う文字の作り方からくる、微妙なズレをうまくかたちに反映させたサヴァス・チェキッチ(トルコ)のポスターがとりわけおもしろかった。ただ何のポスターか表示がなかった気がするので、それはちょっと不親切な気もします。
でこのP&P Galleryのある凸版印刷さんの建物には「印刷博物館」も併設されております。そっちの総合展がまたすごい。長くなるので、一点、「ライノタイプ」の存在が大きかったです。タイプライターのように文字を打つと「文字のかた」が並べられ、それら一文単位に鉛が流し込まれ、役目を終えた「かた」は元の場所に戻される、というこの一連の動作をひとつにまとめた「ライノタイプ」。動いてるところがぜひ見たいです。
2、
のべ4時間ほどいた。年々入場者も増えているらしく、実際かなり楽しかったので、納得する。体験型作品の中にはどうしても映像でしか見られないものも多かったのが残念。佐藤雅彦氏の一連の作品は思考と体験との、案外思ってるようなものではない境目をごりっと意識させてくれそうなだけに、映像でしか見られなかったのは残念。全体的には、出オチっぽいものでも細部を見てみるとしっかりストーリーがしまってるような感じのものが割と多くて、うなりっぱなしです。入場無料ですがあさってまで。カタログもせんえんとお安いです。
後半1時間は学生によるミュージックビデオ紹介。ワークショップがあったそうなので、そのお披露目会がありました。制作にまつわる苦労話が聞けました。ソフトが慣れない、とか。生生しかった。
3、
新宿の東、道路を挟んで向かいが歌舞伎町という立地にあるトップハウス8階の「カフェユイット」は、ほどよいざわつき、ほどよい照明、ほどよい机の間隔、ありすぎる本と、奇跡のようなコンディション。3時間くらいいました。