ピュア・ハウス

七月二十一日、
久々の皮膚科。イボを焼く。タバコの先端が燃焼し、敷き詰められた元葉現灰があらわになっているような状態。こまめに来てくれないとなおるものもなおらない云々を言葉というか目で諭される。

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七月二十二日、
以前ちょっと触れていたオールドファッションドまんが喫茶「pure house」へ。muzzの近く、フレスコをもう少し北へ上がったほうにある。なかへ入るとすぐに本棚。入り方に戸惑う。店内にも本棚。キッチンから食べ物が配膳されるカウンターを囲むようなかたちでも本棚が置いてあるので、お店の人は本棚の隙間から出て来て用事が済むと本棚の隙間へ帰っていく。彼らの生は本棚とともにあるのだ。代金を払っているときにも視界には漫画棚。ただし窓を殺していないので店内はすっきりと明るい。入り口だ、一番暗いのは。
以前紹介した通りこのお店は何かを注文すれば1時間半漫画が読めるというシステムになっていて、一番安いものが珈琲の400円。何も注文しなくても400円。珈琲飲むくらいなら何もいらない、という人がどんな顔して漫画を読むのか考えながらサンドイッチを注文する。最初に出される水がレモンのフレイバーで、その程度で嬉しくなるから安上がりなものだ。店内には6つのテーブルがあり、うち3つはゲームができる「あのテーブル」だった。電源がついているのかいないのかは不明。一番奥の5席は本棚の仕切りに工夫があり、上部は本棚、下部は机という具合になっている。窓際の1席はとりわけ書斎のよう。文豪にもおすすめ。来客は全て男。愛と誠通常版を読む。

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午後から秋プロジェクト企画書の校正、QC第一期のポートフォリオ手直し、次期QC企画書。

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ふきだしちゃうほどの勾配。うちの事務所の屋根のこと
七月二十三日、
打ち合わせ。repの件。壁を置くことで空間を殺したくない、という。あまねく工場内作業員に労働を強いる資本家な自分。夜製図。

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七月二十四日、
打ち合わせ。QueryCruiseとユニフォームの件。

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七月二十五日午前一時、
岩倉のガストにて漫画喫茶を考える会議(MKK)。京都のファミレスやそれに準ずる店舗は概ね2時までにはしまる。和食さと、ビッグボーイジョリーパスタサイゼリア然り。24時間営業を謳うマクドナルドも午前0時を過ぎると上階が使えなくなる。ドリンクバーで粘りながら会議を行える、しかも深夜に行えるというお店の数は多くない。そのしわ寄せがこのガストに来ているような人の入り。喫煙所は満席。ふと目をやると外の駐車場で女子5人が壁によじ登ろうとしている。むこうへはぐるりと回れば歩いていけるので犯罪のにおいはなし。ただ登りたい一心か、あるいはヒマか。途中北野白梅町にまんが図書館コミックたいむを発見。今度行く。