大阪万博

エキスポランドはもうない。

でも大阪万博鉄鋼館はまだある。

この右側は全部ホールになっている。現在はガラスを通してだがそのホールの様子が見える。前の写真のコンクリ部分のほぼ全部がそうだ。「建物=音楽ホール」がコンセプトだったらしい。天井から球体スピーカーがぽこぽこ降りてきていて、スペーシーな雰囲気だった。スペーシーといえば、たいがいのパビリオンはいまじゃだれもやらんだろう、というほどに奇抜な格好をしていた。建築がスペーシーさを伝達するのに都合のいい時期があったのだなあ。今でも部分的にはあるけど、あの「あまねくスペーシー」な感じがすごいとおもったのだった。内側は?
と、万博公園内にある元鉄鋼館でEXPO'70パビリオンがあったので行ってきた。当時のいちパビリオンにそれが帰属していた万博全体を詰め込もうする野心的な試みだ。さながら「万博の缶詰」だな。上澄みの部分だけうまいことな。ほれぼれするわ。

これはアイデア賞だな。アイデア賞だ。

ロゴ。清書、って書いてあった。イラレとかないもんね、当時は。今もイラレ使ってるのかわかんないけど。

えー?出産ひとりー?うそー、出産したんだー。すごいねー。と隣のカップル。個人的にはむしろひとりしかいないのか、と思った。結婚は55組もいたのに。でもここで挙式ってすごいな。どんなテンションで話がすすむんだろうな。愛知万博はどうなんだ、と思って見てみたら、正式なデータには載ってないっぽいが2組はいたんだと。でもこうやって数字から見る万博って面白い。なんか新書でありそう。「数字から見る万博」って。
ブルガリアヨーグルトはブルガリアパビリオンに来た明治の社員がヨーグルトを食べて「行ける!」ってんでゴーが出ただとか、缶コーヒーだとか、携帯電話だとか、ファミレスだとかが万博から発信されたらしい。そういうミニ情報も網羅されている。どちらかというとポジの側面をセレブレートするような企画だったけど、万博がもたらしたネガの問題を正しく考える機会もあるとよかったな。高速道路。土地開発。地上げ。エグイ話ばっかりで教育にもならないか。

裏。ツタすごい。ずーっと使用されないままだったんだな。

お祭り広場大屋根の一部。地面から低い。下げたか、それから地面を上げたか。どっちかにちがいない。

これ、夢の池っていうの。水ないけどね。

ちかくの公園、すげーひといんの。やっぱみんな桜好きだな。桜よく割いてるとたくさんひとくるんだな。

おまけ。ひこーきだ。ラインぴったりですげーうまいの。