リトラコン


某有名雑誌で最近知った「光を通すコンクリートブロック」。調べてみるとどうやら開発自体は結構前のことらしい。ハンガリーのリトラコン社と日本の住友光学ガラスが組んで開発とのことなのだが、日本の輸入元が後者ということかもしれない。ちょっとその辺はよくわからない。

ちなみにこのコンクリートブロックが光を通すのは中に埋まった光ファイバーのおかげである。さらにこの構造のおかげで、軽そうな割に強度が通常のコンクリートブロックの二倍(程度。あやふやですいません)あるらしい。ネックといえば価格。25mm厚で(タイル?)1㎡10万(ユーロ表記だったのでこれも大まか)。200mm厚までの展開で値段はポンポーンと上がっていく。高いと見るか安いと見るか・・・・・・。

ともあれ最近は壁メインで構築していく建築家も増えていることだし、打ちっぱなしコンクリートがブルータルに過ぎると抵抗を感じる人にとっては朗報だと思う。気になるのはこれが構造材として使えるのかどうかということだけど、まずはインテリアの仕上げとかで効果を発揮しそう。もっと廉価になって使いやすくなると選択肢も広がりそうだ。

リトラコン社  住友光学ガラス