2006-01-01から1年間の記事一覧

集中一日目

今日はポピュラー音楽についての集中講義。文学部生にとって発達学部までの登山はたいへん。しかも発達の学生さんはみんな年下で数も少ない。「サブカルチャー」というとらえがたい概念は1960年代のカウンターカルチャーまで遡ることができ、抑圧と反発の観…

プロスペクト終わり

今日は論文プロスペクト。いろいろ思案して行ったのだがあっさりと談話して終了。結果的に尚のこと思案することとなった。パヴィリオンの原理を実体としてのパヴィリオンに当てはめることによって逆に物質性が出てくるということは飽きもせずテーマにしてい…

バシュラール

もう9月なんですね。近似的認識試論作者: ガストン・バシュラール,豊田彰出版社/メーカー: 国文社発売日: 1982/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見るユベルマン読書会のために引用箇所を読んでみました。以下走り書き的メモ。認識とは分類…

ブルータスもか

国際系の図書館に『カーサ・ブルータス』が入っていた。自然系には『新建築』もあるしなかなかいい環境になったな、と思いたいのだが各々の建物が遠いのがちょっとやだ。前に触れたエイドリアン・フォーティーの本は山の頂上にある人間系図書館にあるらしい…

パース

先週は読書会の日くらいにしか更新しなかった。今日はユベルマンの読書会。結構なすべりっぷりだったのではちまきを絞めなおさないとと思う。この論文はパースの議論を念頭におきすぎて考えるとどうしても無理が出る気がする。シミにキリストが見える/見え…

ディズニーランダゼイション

偽装するニッポン―公共施設のディズニーランダゼイション作者: 中川理出版社/メーカー: 彰国社発売日: 1996/02/01メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見るラスベガス (SD選書 143)作者: R.ヴェンチューリ,石井和紘,伊藤公文出版社…

サルトルとブライソン

読書会。1:サルトルのイマージュ概念について。イメージは存在論的に弱められた物質ではなく意識の様態であるというもの。余談なのだが、サルトルとピエールはどういう関係だったのだろうか。2:ブライソンの絵画論。知覚主義とマルクス主義による二極的…

サンサンで読書会

昼に学校へ行ったら停電だった。レポートの提出締め切りにプリントアウトできないという未曾有のハプニングがあった。読書会も研究室ではできないということで神戸のファミレス(サンサン)でやることに。今日はフランスへ留学してらした先輩も参加されるこ…

いいのかわるいのか

「美しい景観を創る会」という人たちがいて、その人たちが「悪い景観100景」を公表しているらしい。 →コレ:「悪い景観100選」 個人的にはいい景色だよなと思うものもあるし、どうもその筋の人たちには逆に評判が悪い。 銀座にふさわしい景観がどうあるべき…

ついに

昨日は読書会と送り火。送り火は関西に入って初めて見た、ということに帰り気づいた。そしてこれ買いました。丹下健三作者: 丹下健三,藤森照信出版社/メーカー: 新建築社発売日: 2002/11メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (20件) を見る…

帰りました

「つけて味噌、かけて味噌」(ナカモ)を名古屋駅の高島屋地下で購入しつつ、神戸へ帰ってきました。どうやら読書会が明日にずれたようで、僕も参加させていただこうと思います。ということで明日は京都へ行きます。地元では建築の勉強をしている友人と会っ…

相対的にこっち

ちょっと実家に帰っております。昨日はクラス会に行ってまいりました。会った瞬間に皆が皆を同定できたわけだが、それでもまったく変わらないわけではない。実際会話の節々に写メで写真を撮ったり撮られたりするわけだが、段階的な変化過程の記録にとどまら…

いろいろあった

昨日は読書会→先輩の壮行会→友人の就職お祝い→壮行会二次会(三次会?)飛び入り、という一日。読書会は下準備をコツコツ進めておこうと思う。ヘーゲル弁証法、ドラマ、解剖学、ブロッホ、等々。程度の大小はあるけど文章の中でほのめかされてるところなんか…

一段落か

発表とオープンキャンパス終わり。すわ、夏休みか、と思いきやしっかりとレポート提出が待っているのであった。発表はやはり「物質性」をどういうところに置いて論じるのかを考えないといけないと思う。ということで今回発表し終わったところから始めないと…

二日前

原稿とかレジメとかパワポとかできた。明日まだ一日あるので最後までいろいろあがき倒そうと思う。それより二日のオープンキャンパスはいったい何をしゃべればいいのだろうか。バーベキューたべながら考えようと思う。

お知らせ

発表内容はタイトル通りです(今のところ)。 第四回視聴覚文化研究会日時:8月1日(火)時間:午後1時〜場所:神戸大学文学部(163号視聴覚教室)http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/bun-ri-nou.htm#themapの①番の校舎1. 「ワイマール・ドイツにお…

画像

バルセロナ・パヴィリオン分析で画像をいろいろ集めたのだが、 オリジナルのものは各文献でほとんど3、4枚しか図像がない中、ケトグラスの本には結構載っている。Fear of Glass: Mies Van Der Rohe's Pavilion in Barcelona作者: Josep Quetglas出版社/メー…

8人連続

下の回生の子たちのゼミ発表。8人を分けて2日でやろうという案が出ていたのだがどういうわけか今日一日で8人やるという珍奇な現象がおきた。結局11時から20時近くまでお昼休み挟んではいたがずーっとやっていた。最後は結構皆さんお疲れのご様子だった。フン…

ちょっとメイキング

今日はハッピーマンデーで海の日ですか、なるほど。最近視文研に向けて読んでる文献をつらつらと挙げてみたのだが、どう考えても建築やってる人というより社会学徒である。別にそれでもいいか。Architecture and Nihilism: On the Philosophy of Modern Arch…

そして

木金終わり。とりあえず木曜の映画作品分析は早い話日和って無難にすましたのがよくなかった。ブレードランナー 最終版 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 1996/12/20メディア: DVD購入: 4人 クリック: 18回この商品を含むブログ (96件)…

木金に向けて

一気呵成で結構長いこと作品分析をしたおかげでなんとか形になったし資料もうまく使うことができそう。『ブレードランナー』の話である。で、それが今週の木曜で、次の金曜にはテストがある。クリステヴァの「母なるもの」にかんしてらしい。のでクリステヴ…

つながりがあるのか

暴力批判論 他十篇 (岩波文庫―ベンヤミンの仕事)作者: ヴァルターベンヤミン,野村修出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/03/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (77件) を見る決断主義との相関関係(つまりそれがあるのかない…

違和感

ノスタルジーと映画分析。映画分析では自分の思っている違和感をうまく伝えることができないもどかしさにさいなまれる。なんというか、彼らが結論するところの構図から抜け落ちる事例が別のところにもあるじゃないか、というへんな言いがかりみたいになって…

共同体的

決断主義を知るならこっちのほうが最適でした、とのメールを担当の先生からいただき、早速借りてみる政治神学作者: カール・シュミット,田中浩,原田武雄出版社/メーカー: 未来社発売日: 1971メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 106回この商品を含むブログ …

考えておるのですが

七月ですね。今月末あたりに視聴覚文化研究会を神戸でやろうというお話になり、僕も僭越ながら(前座として)発表させていただこうかと思う。建築で。卒論が進んでいないから自分を追い詰めるためというのもあるが、やはり視聴覚文化という文脈を想定した際自…

分析が必要だ

ブレードランナー分析。結構形になってきたというか分析した素材をもとに少しずつ話が組み立てられるようになった。嫌いなシーンを何度も観た(コマ送りで)甲斐もすこしずつでてくるかもしれない。金曜はモニュメントまみれになる。モニュメントのイデオロギ…

ドイツっぽい

すごいざっくばらんなメモ。タフーリ『球と迷宮』のワイマールに関する章をさらさらっと読む。タフーリは直接的にミースに言及しているわけではないが、当時の政治的状況や社会的状況に関して参考になる部分が多い。ミースはワイマール期に≪ワイゼンホフ・ジ…

耳組

昨日は視聴覚文化研究会で京都へ。お二方ともプロセスを少しずつ見せていただいていたので、発表に際してどう完成なさったのかに興味があった。中途の過程では原稿を僕も参考させて頂けた。ただ今回はレジュメでの発表だったのでその難しさをひしひしと実感…

分析と告知

作品分析実習。ショット分析にてこずる。うだうだ言う前にとりあえずショット分割せいや、ということでコツコツ何度も見る。頭でっかちにならないためにもコツコツやる。コツコツやるっていうことが多分重要なんだろうと思う。ただ『ブレードランナー』のシ…

反省

ゼミと読書会。結局6時間くらいの長丁場だった。ちょっと最近人の言説を借りながら借りながら喋ることが多くなってる。すごいよろしくない。解釈のバイアスにもなるし。ということで反省する。