2010-01-01から1年間の記事一覧

ひとりREADTANK4―補遺

3はこちら 「ブロック単位で都市計画を考えよう」という旨を額面通りにとらえて、これを既視感のある議論だと思う向きも(もしかしたら)あるかも。曰く、日本では既にダレダレが似たようなことをやっている、など。でもこの反論はちょっと待ったほうがいい…

新しい西部、古い想像力

仮想空間「詐欺」のニュース*1 埼玉県警が、インターネット上の仮想空間をめぐる連鎖販売取引(マルチ商法)で虚偽の説明をし会員を募った疑いがあるとして、現在3D仮想空間「X-I World」(旧エクシングワールド)を運営する株式会社ビズインターナショナル…

ひとりREADTANK3

2はこちら 本文はこれで終わり More fundamentally, it is about living together and society. Mass residential construction is often also called collective residential construction, but there is a meaningful difference between the two. Mass re…

ひとりREADTANK2

1はこちら In the Netherlands the architectural profession is virtually synonymous with home construction. A century’s experience designing public housing has made the Dutch architect a residential housing specialist par excellence. Yet aft…

きれいなやま

やま

ひとりREADTANK1

5月READTANKの日程調整が難航しているので、ひとりREADTANKをします。今回もVolume(参照)を読みます。第21号のテーマは「BLOCK」訳には多くの難があると思うので、見つけたらコメントいただけると嬉しいです。大体3回くらい続きます。 - まず前口上。Volum…

GRLKYOTOMAGAZINE―今日のハッキング

RADもコアメンバーとして参加した「GRL KYOTO」からマガジン「GRLKYOTOMAGAZINE―今日のハッキング」を出版するのですが、現在その編集をしております。以下を転載告知していただけると嬉しいです。 - - 2009年 11月5日から11月16日まで、アーティスト「Graff…

おなじ機能と二つのデザイン

これを ショッピングモール内のスーパーにて こうすると合理的。到着から品出しまでが早い。 地方の格安スーパーにて この早さがデザイン。ディスプレイをめぐる二つのデザイン。

クリニックモール

大規模複合一体開発「リソラ大府」 http://www.resora.jp/ ちょっと見えにくいが、奥に見える総戸数130のマンション「レジデンス」と手前のモール「ショッピングテラス」の間に見にくいが医療施設群「クリニックモール」がある。これがリソラ大府。医療施設…

夢のマイホーム

「夢」と「神話」のマイホーム。 ゴミ投資家のための人生設計入門、を読む。人生の八割は土台。人が自由にできるのは、その上の二割だけで、この本はその二割にはとんと興味がない。人生の八割の土台の、とりわけ経済的な部分、それも不動産と保険という重要…

ある民家

ちょっとこれガンダムっぽい。具体的にどこがと聞かれると困るが。 より大きな地図で ある民家 を表示

事業仕分けのはなし

一定の人々のは当たり前のことを書く。まず前提。事業仕分けは事業の評価ではなく、事業に使われるお金が正しく使われているのかをはかるもの、らしい。「事業仕分け」の力 (集英社新書)作者: 枝野幸男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/04/16メディア: …

バナーふやしました

バナー、ふやしはじめてみました。右下です。 ネカフェリサーチ「MK sono saisyotosaidai」が上、愛知県半田市にあり、いま存続の危機に窮している巨大数寄屋「半六邸」の紹介ページが下。いつのまにかネカフェの話がなくなっている!さては・・・こいつ、行…

重税都市

重税都市―もうひとつの郊外住宅史 (住まい学大系)作者: 中川理出版社/メーカー: 住まいの図書館出版局発売日: 1990/12メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るこの本では税制度が都市に与える影響について考察している。時代は日露戦…

ブックガイドのための悪いガイド

建築・都市ブックガイド21世紀 (建築文化シナジー)作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 彰国社発売日: 2010/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る例えば読んだ本をすすめるときに、伝えるべきことはいくつもある。 …

トラフ展ギャラリートーク

トラフ展のオープニングにあわせて鈴野さんと担当の飯塚さんが来てくださった。ご一緒されたかみの工作所さんのお話は前回した。で、MEDIASHOPさんにお願いして場所を貸してもらい、ギャラリートークをしたので、今回はその話。 たくさんの方々が来てくださ…

話したことから思ったこと

28日京都入りは22時半過ぎだったのでトラフ展オープニングはすでに終わっており、みんなパークカフェにいるとのことだったので、パークカフェへ行くと、ずらっとみんなが飲んでいた。お隣に座った方が「かみの工作所」の山田祥子さんだった。今回の展覧会の…

白根山湯釜

四月 白根山の火口湖は湯釜になっている。観光地化されているが、硫化水素ガス発生のため立ち入りが禁止されている。だからこの写真をとったところが見える距離では一番ちかいところ。ここでいろんな人たちが思い思いに写真を撮っている。 三徳山投入堂のと…

まちツイ

このときに書いたことを思いながら夢を語る。 この「まちツイ」は、ある人がフォローしていたりフォローされている人の全国分布が見えたり、都道府県市町村ごとにどんなユーザーがいるのかがわかる。そしてわかるだけでなく、そのランキングがわかるというも…

リノベーションとパチンコ屋

将来店舗物件の新築はパチンコ店だけになる!! 津島にあるパチンコ屋。 と勢い込んで予言らしきものをしてみたが、それはパチンコ業界の市場規模が云々とかいう話ではなく(パチンコ業界ってほんとうに儲かっているのか)パチンコの台やら玉やらが重すぎて…

万博のやつだからここにある

foaデザインの愛知万博スペイン館の壁面は今、Yoshizuya名古屋名西店に屹立している。 それはショッピングセンターだ。 万博終了後タイル片が国境なき医師団日本に寄贈され、シンワアートオークションが主催するチャリティーオークションに出品されたのが200…

まちづくりとツイッターとかブログとかSNSとか

IT Media>Alternative blob>地域Twitterによる地域コンテンツ配信と地域活性化の可能性を探る この人の書いている文章を読むと、twitter、ブログ、SNSなどを利用して「どのように情報発信して行くのか」ということに重きが置かれている。それはもちろんた…

ハイパービルディングクリエイター

千メートルの規模になるとビルはビルではなく「都市」になる、とある*1。 千メートルビルを建てる―超々高層のハードとソフト (講談社選書メチエ)作者: 尾島俊雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/11メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (…

いつ建築か?

「建築とは何か?」と問うよりも、「いつ建築か?」と問いたい。 - その言い方はちょっとおかしく聞こえるかもしれないが、でも言わんとすることはそういうことだ。「いつ建築か?」あるいは「それはいつ建築として現れてくるのか?」。「建築とは何か?」と…

大阪万博

エキスポランドはもうない。 でも大阪万博鉄鋼館はまだある。 この右側は全部ホールになっている。現在はガラスを通してだがそのホールの様子が見える。前の写真のコンクリ部分のほぼ全部がそうだ。「建物=音楽ホール」がコンセプトだったらしい。天井から…

ネットカフェの難民化

ネットカフェを巡る規制の話ふたつ 1、火災をうけて:神戸より 「個室型店の建築規制強化 全国初、神戸市が条例化」2、ネット犯罪を受けて:東京 「ネットカフェ:本人確認義務付け 都条例案きょう採決、「難民」排除に懸念も /東京」 これら規制に関して…

先日の「広場」の話の続き

20世紀以降、日本に「広場」を導入しようとする動きは度々見られてきているが、そのどれもが「失敗」に終わっている。日本に広場は定着しない、なぜならそもそも日本にいままで「広場」という概念がなかったからだ、などなどと理由は述べられている。が、日…

半六邸

愛知県半田市の運河沿いに位置する900坪の敷地に建つ300坪程度の数寄屋建築「半六邸」をセレブレートするウェブサイトをつくった。どこに、なにがあって、それがどのようなものか、どのようなものだったか、をさっくりとでもわかるような簡単なものにした。…

景観問題の使い方

- 世の中にはたくさんの守られるべき「景観」が、そして残されるべきたくさんの「町家」があるそうだ。景観や町家は今窮地に立たされている、らしく、それらを救うことこそ私たちの貴重な文化の保存となるのだ、とのことがしばしば言われている。こうしてい…

上昇志向

建築文化の666号(2003年)「U-35建築家」特集に寄せられた森川嘉一朗の論考「建築家と上昇志向」が興味深い視点を提供している。簡単にまとめるとこうなる。 建築、あるいはデザインは「強者」の上昇志向をテーマにしてきている 建築家という存立様態は上の…